デジヴォ２

人間の脳は、右半球と左半球に分かれていて、それぞれを右脳、左脳と呼びます。
物事を記憶するチカラは、左脳を「1」とすると右脳は「1,000,000」とまで言われています。
左脳を使うより、右脳を使った方が膨大な情報を瞬時に記憶していく事が可能です。
しかし、私たちが普段の会話、読書、勉強などに使うのは左脳がほとんどです。
左脳は一つ一つの物事に「理解」を必要とするため、記憶をするスピードは遅く、一辺に覚えられる情報量も限られています。
語学学習でよく聞く話ですが、新しい単語を覚える度に、古い単語を忘れていってしまうので、中々単語の絶対量が増えないと悩まれている方が数多くいらっしゃいます。
左脳は、少しずつ情報を積み重ねていく"直列型"の記憶方法の為、記憶できる量が決まっています。
このように、左脳を使っていては、中々トレーニングがはかどりません。

一方、右脳を使った場合は、物事を記憶する際に「理解」を必要としません。
右脳は全てをイメージ化し、超高速であらゆる情報を記憶していく為、左脳とは比較にならないほどのスピードで処理が出来ます。
また、一度覚えた情報は忘れにくく、瞬時に取り出せる為、何度も復習を必要とせず、面白いくらい合理的にトレーニングを進める事が出来ます。

想像してみて下さい。
いくら努力しても身に付かなかった、あらゆる理想的な能力が、右脳を使うことによって手に入れることができたら・・・。

それでは、どうすれば右脳を使うことが出来るのでしょうか？

右脳は、理解をして覚えるという左脳型のトレーニングがニガテです。
そこで、左脳では処理しきれない大量の情報を、高速音声で一気に聴くのです。
通常のスピードの２倍以上高速な音声を聴くことで、左脳の情報処理が追い付けず、高速処理が出来る右脳に処理を引き渡します。
つまり、右脳を呼び起こすには、高速音声でトレーニングをすればよいのです。

右脳を使った記憶法は、訓練を必要とせず、誰にでも簡単に出来ます。
とにかくひたすら高速音声を聴くだけで、眠っていた右脳を呼び起こすことができます。
思い出してください。
私たちがまだ生まれて間もない赤ん坊の頃に、コトバ（日本語）を学ぶのに、ノートや教科書を使いましたか？
一日30個ずつ単語を覚えようと勉強しましたか？
そうではありませんよね。
赤ん坊は「理解」するのではなく、親や周囲の人達が話しているコトバを、ただひたすら聴いているだけで自然に覚えていきます。

また、イメージする事で記憶していく事も、右脳の特徴です。
お母さんが車やぬいぐるみを指差して、それらを実際に見て、触れていく事で、五感を活かし、赤ん坊は記憶していきます。

つまり、英語、フランス語、中国語といったコトバを覚える際は、赤ん坊の頃のように、右脳をフルに使い、大量の情報を高速で聴いたり、イラストや写真を見たり、実際の物に触れたりして、イメージ脳を使う事で、今までよりも圧倒的に楽に記憶ができるようになります。