右脳の記憶能力は左脳の100万倍
人間の左右の脳についての記憶能力は1(左):100万倍(右)と言われています。左脳は私たちが通常の読書や勉強をするように、理解を必要とするため低速で一度に憶えられる量も限られています。
それに対し右脳はイメージ化して記憶するため理解を必要とせず高速でしかも一度に大量に記憶できます。
コンピューターに例えれば
左脳・・・記憶容量が小さい低速の家庭用パソコン
右脳・・・記憶容量が巨大で高速のスーパーコンピューター
といったところです。
低速学習ならば左脳、高速学習ならば右脳が活性化する
しかし、私達が普通に読書したり勉強する時は、理解を中心に学習しますから、左脳が働き情報の入力も低速です。
天才的な記憶力をもつスーパーコンピューター右脳は、理解型の低速学習には不向きなため、眠ったままです。
記憶力を良くし頭の回転を速くするには、スーパーコンピューター右脳に適した学習をすればよいのです。
速読などの達人が5分くらいで1冊の本を読んだりしますが、理解をしながら左脳を働かせて読む普通の読み方では、物理的に不可能です。
なぜ、速読が可能になっているかと言うと、理解を求めずただ高速に情報を入力することにより高速のコンピューターである右腦が働いているからです。(速読の場合は視覚の訓練が必要)
速く聴く場合も、情報を2倍速から4倍速の高速で大量に入力すると、左脳は情報を処理する力がないのでそのスピードに追いつけず、高速処理のできる右脳に処理をまかせます。
ですから右脳を活性化するには高速学習のトレーニングをすればよいのです。
|
左脳 |
右脳 |
記憶能力 |
1 |
100万倍 |
スピード入力 |
低速 |
高速 |
記憶量 |
微少 |
巨大 |
入力方法 |
理解必要 |
イメージ化 |
脳波 |
β波で全開 |
α波で全開 |
意識 |
義務的・プレッシャー・緊張・イライラ |
楽しむ・集中・没頭・リラックス |
学習 |
一般的な学習。読書、仕事での記憶 |
速読・速解・速聴きによる右脳学習法 |
訓練は不要、ただ聴くだけで覚えられ、右脳まで開発できる。
普通、私たちが英単語や熟語を覚えるとき「1日10個ずつ1週間で70個」という左脳式記憶法を使います。この方法は、上表の「低速で理解を必要とし、少量記憶」しかも忘れやすい記憶です。
ところが、私たちが赤ん坊の頃に語学(日本語)を学ぶときは、理解など考えず、1日10個というノルマもありません。ただ、親や周囲の人たちが毎日「高速で大量に入力」された単語を自然に覚えていきます。
しかも、文法などの左脳的理解ではなく、リンゴを見て・触って・食べて記憶するような右脳的イメージ記憶です。
ですから、英語などの語学を覚える時は「高速で大量に入力したり、イメージ脳を使う右脳的記憶法」をマスターすれば、楽に記憶ができるだけでなく、右脳が開発され記憶力をはじめその他の能力が驚くほどアップします。
高速音声による
トレーニング
詳しくはこちら |
高速音声を繰り返し何度も聴く事により、聴覚および脳内の神経細胞は、そのスピードに適応しようとしてどんどん発達します。 つまり、脳内の神経細胞では、新たに何か記憶しようとする度にシナプスが出来たり、また消えたりしながら次々と新しいネットワークを構築していくのです。
高速音声トレーニングを初めて一か月もすると、ほとんどの人がその音声にも慣れていきます。
はじめはまったく言葉として理解できなかったものが、脳内の言語をつかさどるウェルニッケ中枢の働き(高速で入ってくる言語を処理しようと大脳が猛スピードで回転するため)により、高速音声で入ってくる言葉の意味を理解できるようになり、「一般的に人が話すスピード」が「遅い」とすら感じるようになります。 |
右脳学習をするときは、デジヴォで英文を高速で聴き取るように心がけてください。ただその際、脳波がベータ波だと左脳が働き「理解思考」になりますので、脳波をアルファ波にすると右脳が全開となり成果は飛躍的にアップします。
始めのうちは慣れないので戸惑うかも知れませんが、繰り返す内に聴いている内容が自然に頭の中に浮かぶようになります。また、速読とちがい特殊訓練は一切必要ありません。誰でもできます。
脳内の神経細胞は、確かな高速音声トレーニング方法で鍛える事により増大します。この事は大脳生理学の医学博士たちにより、既にその事実は広く実証されています。下記のイメージ図は、約三ヶ月のトレーニングによる脳内神経の様子です。
「バイオ・フィードバック・システム」(α波誘導)により脳波を、深いα波状態(リラックス状態)へと導きます。継続して高いα波状態を保ちことにより、超一流と呼ばれる高い集中力や想像力を開発し、無意識のうちに様々な潜在能力を開花させます。
スポーツ・ビジネス・学問など、どこの世界でも「天才」と呼ばれる、超一流の人たちがいます。彼らはどのような訓練を積み、そのような高い能力を身に付けることができたのでしょうか?
その人たちの共通点はおそらく次の通りです。
ここまで並べると一般の人には、なかなか当てはまらないような「要素」で、その人の持って生まれた資質のように考えてしまう方も多いのではないでしょうか?
しかし、あなたの中にも「天才」は必ず存在します。そのカギとなるのが深いα波脳波「ミッドα」です。
周波数 |
脳波の種類 |
緊張度 |
集中度 |
意識と活動脳 |
活動領域 |
13Hz〜 |
β波 |
張緊 |
分散 |
意識していて
左脳が全開 |
日常生活の領域 |
11Hz〜13Hz |
α波(α3) |
ややリラックス |
集中 |
意識していて
やや右脳が活動 |
落ち着いた人の
活動領域 |
9Hz〜11Hz |
α波
(ミッドα) |
リラックス |
超集中 |
意識していて
右脳が全開 |
超一流選手や
天才の活動領域 |
7Hz〜9Hz |
α波(α1) |
リラックス |
うとうと |
やや意識して
右脳が全開 |
眠りかけ |
〜7Hz |
θ波 |
リラックス |
ー |
無意識で
右脳が全開 |
こん睡状態 |
以下の文章はすべて「光フィードバックのすすめ」現代書林 著者 安士光男 氏から抜粋したものです。「光フィードバックのすすめ」について詳しくこちら |
C子さんは42歳の主婦。日常的に疲労感、倦怠感があり、何に対してもやるきが起こらないという事でした。家にこもっているとますます暗い気分になるため、何度かパートに出たものの、なかなか長続きしないそうです。
また、朝、なかなか起きられないのも悩みのタネで、子供や夫の世話もままならない状態でした。もちろん、夜もなかなか眠りにつけないという訴えもありました。何カ所か病院をめぐったあとに、ある病院に通いはじめ、そこで出された安定剤を服用していたのですが、目に見えた効果はなく、「どこかもっといい病院はないか」と探していたといいます。
その頃、知人に光フィードバックの話を聞き、ある病院で試してみることにしたのです。最初の診療時には、見るからに態度に落ち着きがなく、光フィードバックも最後までできないほどでした。しかし数回続けるうちに、だんだん落ち着きを取り戻してきました。10回目くらいからは不安感がなくなり、朝もきちんと起きられるようになってきたのです。
日常生活が行えるようになったため、パートも再開することができました。それと同時にC子さん自身も、髪をカールしたり、きちんとお化粧をするなど以前とは別人のように」変わってきました。「夫にも『最近きれいになったね』といわれたんです」と喜んでいました。
Aさん(42歳)サラリーマン。そううつ状態がもう十年以上も続き、寝つきが悪いことでも悩んでいました。
Aさんの仕事は外資系の証券会社の営業マンで、かなりの高収入を得ています。しかしながら、外資系という性質上、社員の淘汰がきわめて激しいのだそうです。ちょっとのことでも首が飛びかねない状況ということで、Aさんのストレスも大変なものでした。
当初は薬物療法と精神療法を併用して治療していたのですが、あまり改善効果が見られませんでした。そこでフィードバック療法に切り替えることにしました。週に一度の両方を行って数回、みるみるうちにAさんの顔色が良くなってきたのがわかりました。なんでもフィードバックを行った日は、ぐっすり眠れて翌日もとても気分がいいということでした。
最初のうちは、フィードバックを施行後、2〜3日しか効果が続かなかったのですが、続けるうちに3日、4日と効果が長続きするようになり、10回目を数える頃には、一週間、ずっと調子がいいという状態になったのです。「こんないい療法があったのなら早く試してみればよかった」と本人は大変に喜んでくれています。
上図、真ん中のα波を「ミッドα」と呼び、この脳波になった時は誰でもリラックスしながら、超集中状態にあり最高の実力を発揮できるのです。
難しいトレーニングは特に必要ありません。1日わずか15分のα波誘導を行うだけで、脳内のα波状態は習慣化され、いかなる場面においても常に高い集中力を発揮できるようになります。
「天才」、「超一流」と呼ばれる人たちは、例えどのような困難な場面でも、ミッドαの脳波が出るように、意識的または無意識に自分を鍛えています。その結果、常に安定して最高の実力を発揮し、更なる自分へと進化し続けることができるのです。